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PS1『天地を喰らう2 赤壁の戦い』は今遊んでも面白い?大人の再プレイ感想

PS1『天地を喰らう2 赤壁の戦い』は今遊んでも面白い?大人の再プレイ感想

『天地を喰らう2 赤壁の戦い』――
このタイトルを見るだけで、胸の奥がじんわり熱くなる人は多いはずです。

1992年、カプコンが世に送り出したベルトスクロールアクションの金字塔。
本宮ひろ志氏の漫画『天地を喰らう』を原作に、三国志の世界を“拳と刃”で駆け抜ける、
まさにアーケード時代の熱狂を象徴する一作です。

そして何より驚くべきなのは、
この熱気を、PlayStationという家庭用機でもそのまま味わえる ということ。
ボタン一つ押すだけで、あの頃の喧騒、赤壁の炎、武将たちの叫びが一気に押し寄せてくる。
“神ゲー”という言葉を軽々と超えてくる存在感があります。

大人になった今あらためて触れてみると、
アーケードゲーム特有の熱気や、画面の向こうの“勢い”のようなものが、
PlayStationという家庭用機の中にも確かに宿っていることに気づかされます。
派手さではなく、良い意味で素朴な、昔のゲームにしかない“味”があるのです。

私は子どもの頃、夢中になって何度も挑戦しました。
クリアできずに悔しかった夜や、
初めて赤壁を突破したときの喜びは、今でも鮮明に覚えています。
大人になった自分が再びコントローラーを握ると、
あの頃の興奮と、少しだけ切ない懐かしさが同時に押し寄せてきました。

今回は、そんな私自身のプレイ体験をもとに、
『天地を喰らう2 赤壁の戦い』が持つ魅力と、
今あらためて初心者にもおすすめできる理由を、ゆっくりと紐解いていきます。

『天地を喰らう2赤壁の戦い』はカプコンがアーケードで1992年にリリースした横スクロール型ベルトアクションゲームの移植作品です。playstation版は1996年発売、playstationでも遊べるようになりました。

このゲームは、プレイヤーが関羽、張飛、趙雲、黄忠、魏延の五虎代将軍を操作し、曹操軍と戦う内容です。(魏延ではなく馬超のはずが何故か魏延が昇格?

「冬の店内で見つけたPS1『天地を喰らう2』のパッケージ」
「説明書をめくったときのインクの匂いを思い出すような写真」


久しぶりに起動したPS1──ゆっくりと動き出す時間

起動音だけで胸が熱くなる

久しぶりにつないだPS1の電源を入れると、
白い光とともに響くあの起動音が、
まるでタイムスリップの扉のように感じられました。

「そういえば、この音で一日の終わりが始まっていたな」
そんな記憶が静かによみがえります。

粗いドット絵が、むしろ心に優しい

今のゲームのような高解像度はないけれど、
少し粗いドット絵の世界には、
なぜか安心できる温かさがあります。

あの頃の自分が見ていた“世界”が、そのまま残っているようで。

ベルトスクロールアクションの魅力は「ザコ敵をバッサバッサとなぎ倒す爽快感」『天地を喰らう2』はその点で群を抜いています。

特に、キャラごとの必殺技や馬に乗って戦闘など、アーケードらしい豪快で戦略的なアクションが堪能できます。さらに、敵兵の多彩な攻撃や巨大ボスとの戦闘がプレイヤーを飽きさせません。

1990年代初頭のアーケードグラフィックとは思えないほど、美麗なドット絵とアニメーション。赤壁の炎、敵兵の動き、ボス戦の緊迫感に至るまで、画面の情報量と迫力は圧倒的です。

BGMも耳に残る名曲ぞろいで、緊張感あるバトルシーンを盛り上げてくれます。特にステージのボス戦の音楽は、思わず鳥肌が立つような仕上がりです。

PS1では一人が基本となりますが、オリジナルのアーケード版では最大4人同時プレイが可能でした。友達とワイワイやりながら敵軍に挑む感覚は、まさにゲーセン時代のいい思い出そのもの。(ゲーセンにあった筐体が大きかったのを覚えています)。

PS1盤でもキャラクターごとの性能を楽しみながら、戦略を練る面白さが十分に体感できます。

🔶初心者でも楽しめるポイント

  • 操作がシンプルで覚えやすい(ボタン連打でもある程度進める)
  • 難易度が絶妙で、最初はやられれも次第に上達を感じられる
  • 三国志に詳しくなくてもストーリーがわかりやすい
  • 各キャラの個性が明確で、自分に合ったプレイスタイルを選べる

初心者にも敷居が低く、アクションゲーム入門としても最適です

よくある質問(FAQ)

少しだけ、実用的な情報もまとめておきます。

中古PS1ソフトは何をチェックすればいい?

ディスクの傷、ケースのヒビ、説明書の状態。
どれも、そのソフトが歩んだ時間の“手がかり”になります。

今でも遊べる環境はありますか?

PS1実機はもちろん、対応モデルのPS2でもプレイ可能。
PS3は初期型のみディスクに対応しています。

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まとめ

アーケード黄金期の熱狂が、静かにPS1へと息を吹き返す。

『天地を喰らう2 赤壁の戦い』は、発売から30年以上が経った今でも、決して色褪せることのない一本です。
三国志という壮大な物語を、拳と刃のアクションとして描き出したその世界は、時代を隔ててもなお鮮やかで、プレイヤーの心をしっかりと掴んで離しません。

アーケード時代の熱気。
ブラウン管越しに感じた“勢い”のようなもの。
それがPS1という家庭用機にそのまま閉じ込められている──
その事実が、すでにひとつの奇跡のように思えます。

何度クリアしても飽きない奥行き。
単純さと緻密さが絶妙に同居したゲームデザイン。
そして、ステージごとに訪れる達成感と、ほんのわずかな切なさ。

大人になった今あらためて触れると、
このゲームはただの「古いタイトル」ではなく、
“時代を超えても人の心を揺らす、普遍的な魅力を持った作品”
だったのだと気づかされます。

もし、あなたがまだこの名作を手にしたことがないなら──
ぜひ一度、ゆっくりと向き合ってみてください。
赤壁の炎が揺れるあのステージに立ち、
自分の手で歴史のひとコマを切り開いていく時間は、きっと忘れられない体験になるはずです。

『天地を喰らう2 赤壁の戦い』は、ただ遊ぶだけでは終わらない。
あなたの中に、静かに残り続ける“記憶の旅”を与えてくれるゲームです。

ソロ活忍者

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