参考書籍:「投資の大原則」 バートン・マルキール チャールズ・エリス 日本経済新聞
すべてはお金を貯めることから
まずは貯金を始めよう
まず貯蓄を始めよう。出来るだけ若い時からコツコツとお金を貯めることは、自分の人生設計をすることと同じように重要なこと。それに比べ
れば、貯蓄を始めるにあたって今どのくらいの預金残高があることは、大した問題ではない。
金持ちになる早道は簡単だ。支出を収入より少なくすること。そうすれば、もうあなたはお金をもっている。
支出以上の収入があるのだから。
この法則は、卒業したばかりの若者だろうと、大金持ちだろうと、誰でも当てはまる。
今から始めても遅くはない?
税優遇策をフル活用する。人は税金をできるだけ少なくしようと努力してきた。
昔、トスカーナの領主は、塩に税金をかけた。そこでトスカーナのパン屋は、パンを作るのに塩を使うのをやめた。それが今日の美味しいトスカーナパンとなった。
歴史の知恵に学ぼう。税金を節約することが家計運営の大切なポイントとなる。
すぐにでも出来る税金対策としては、ふるさと納税でしょうか。
自分も毎年ふるさと納税を利用しています、好きな物選んで税金対策できるのでいいですよ。
シンプルな投資法
投資手段として、手数料の安いインデックス・ファンドを使う。
「選択をしないで市場にある銘柄全体を買う」インデックス・ファンドに投資すると、あなたは全ての主要企業の株主になる。個々の銘柄の株や債権、投資信託に投資するのと比べて、インデックス・ファンドはこの銘柄を買って損をした、得をしたと心配せずにすみ、時間もかからない。
インデックス・ファンドは、市場を構成するすべての株を買って持つ単純な投資方法である。
大きな失敗を避けよう
長期投資で成功するために最も重要なことは、自分自身の判断だ。株式市場やマクロ経済の環境ではない。
専門家の経済予測が当たる確率についての調査で、専門家の予想はサイコロを振って決めるよりは、かろうじてマシという。皮肉なことに、有名なエコノミストほど、予想は当たっていない。
では、投資家として、あなたは市場予測、株式市場の今後の動向、金利の予想と、どのように付き合っていくべきか。
答え:予測は考えに入れないこと。予測をしなければ、時間の節約になり、無用な心配をしないですむ、お金もかからない。
テレビで発言しているエコノミスト、ユーチューバーの予想・予測は参考程度に留めておくのがいいでしょう。
最終判断は、自分自身で決めなけらばなりません
結局のところ、自分に都合のいい情報、いい方向の話を取り上げて、都合の悪い情報は聞かない判断を下しがちで、まだまだ自分自身が修行不足かと思うところもあり
これからも、見識を広めて勉強あるのみだと感じるしだいです。
ミスターマーケットに注意しろ!
景気が良いと、投資家はどんどん楽観的になり、知らず知らずのうちにリスクをとり、そして幸せな気分になる。こうしてバブルは膨らむ。そうして、メディアに持ち上げられた投資家のほとんどは失敗する。
バブルに多くの人が群がった「今回はバブルではない」と信じて そして悲惨な運命をたどる。
バスに乗り遅れないようにという気持ちが次々と伝染していくのだが、その結果、リスクを取りすぎてしまう。バブルが崩壊すれば、投資家はパニックに陥り、ほとんど底値で売り払ってしまう。
こうした過去の教訓は、大多数の投資家と同じ行動をとるのは避けるべきだということ。市場が自信過剰になり、絶望したりという、その場の雰囲気に惑わされないこと。
「ミスターマーケット」はいつも気まぐれだから。
ミスターマーケットは株式市場の動きで、株式市場をコントロールしていることのように見えますが
「市場のことは市場に聞け」と、自分ではどうにもできない事でもありますが、投資家が楽観的な時ほど、危ない場合が多い気がします。
リスクを避けるのならば、持ち株の半分を売るとか、現金化が考えられます。
暴落をズバリ的中させることはできないので、世界情勢の雰囲気を感じ取る必要があるでしょう。
旅する投資家。