参考書籍：【金持ちになる男、貧乏になる男】 S・シーボルト サンマーク文庫
【金持ちになる男、貧乏になる男】を簡単に言うと、金持ちとそうでない人は、実は考え方や行動が全然違うんですよ、という話です。
まず、金持ちの人は大きな夢を持ち、リスクを取ることを怖がりません。お金や成功に対して前向きな考え方を持っているんです。でも、貧乏になる人は「失敗したらどうしよう」と思って、なかなか挑戦できなかったり、安定を優先しがちです。
金持ちは失敗を恐れず、何かうまくいかなかったとしても「これも勉強だ」と考えて次に生かします。さらに、賢い人や成功している人たちと一緒に過ごし、どんどん成長しようとします。それに対して、貧乏になる人は、失敗を恐れて挑戦を避けたり、現状に満足してしまうことが多いんです。
もくじ
貧乏になる男は「汗水たらして働けばお金は稼げる」と考える。そして、中年になった時、それまでの約20年間の労働に見合うお金がほとんど残ってないことに愕然する。
もし、汗水たらして働くことが経済的成功のひけつなら、工事現場の作業員やレストランのウェートレスはみな金持ちなるはずだが、そうではない。
【金持ちになる男、貧乏になる男】
S・シーボルトの本【金持ちになる男、貧乏になる男】は、富裕層と一般層の考え方や行動の違いに焦点を当て、どのようにして財産を築き、維持するかを解説しています。
１．マインドセットの違い：
- 金持ちと貧乏になる人の最も大きな違いは、思考の仕方です。金持ちはリスクを取ることを恐れず、大きな目標を持つ一方で、貧乏になる人は安定や安全を優先します。お金に対する「豊かさのマインドセット」が成功を決定づけます。
２．感情のコントロール：
- 金持ちは感情を上手くコントロールし、論理的な意思決定をします。逆に、貧乏になる人は感情的に反応し、リスクを避けがちです。
３．成功へのアプローチ：
- 金持ちは、自分自身を投資家と捉え、ビジネスや投資に時間とお金を使います。貧乏になる人は消費者の立場にとどまり、お金を使うときの視点が短期的です。
４．リスクの受け入れ：
- お金持ちは失敗を恐れず、失敗を学びの機会とみなします。逆に、貧乏になる人は失敗を恐れてリスクを取ることを避けます。
５．人間関係：
- 金持ちは自分よりも賢い人や成功者と関わりを持つことで、自分の成長を促進します。貧乏になる人、現状に満足する友人、知人との付き合いを優先します。
６．時間の使い方：
- 金持ちは時間を重要視し、生産的に使います。時間をお金に変える術を知っており、効率的な習慣を持っています。
貧乏になる男は時間をお金と交換する。そのために、お金が時間と直結している思考に陥りやすく、長時間働くことが多くのお金を稼ぐ唯一の方法と思い込んでいる。
金持ちになる男は、大金を稼ぐのはこうした思考を脱却する必要があることを知っている、彼らは世の中の問題を解決して大金を稼ぐ事を知っている。
貧乏になる男は、収入を超えて生活し、
金持ちになる男は、収入の範囲内で生活する。
貧乏になる男は、「小さく考え」、
金持ちになる男は、「大きく」考える。
貧乏になる人が抱える「他人の噂」に気を取られる人が、成功できない本当の理由とエネルギーの浪費
- 貧乏になる男は、些細な問題に気おとられ暮らしている。彼らは自分の成功より他人のゴシップやスキャンダルに興味を抱く。このレベルの考え方は莫大なエネルギーを空費するので、創造的思考・問題解決のためのエネルギーはほとんど残らない。
- 一方、金持ちになる男は、貧乏になる男のこうした小さい考え方を無視する。１日のエネルギーが有限であることを知っている、彼らは貧しくて小さい考え方を拒否して豊かで大きい考え方を選択し、怒りや嫉妬、狭量さを捨てて財産を築くとゆう目標の向けて焦点をあてる。
金持ちになるアドバイス：どれだけ働けば給料がもらえるかお考えるのではなく、人々の暮らしに役立つアイデアを思いついて、それをもとにお金を稼ぐ方法を考えよう。
つまり、この本では「考え方次第で、誰でも金持ちになれる可能性があるよ」というメッセージが強調されているんです。
なかでも、≪「貧乏になる男」は時間をお金と交換する。そのために、お金が時間と直結している思考に陥りやすく、長時間働くことが多くのお金を稼ぐ唯一の方法と思い込んでいる。≫
数年前の自分自身を思い起こさせます。この思考パターンに陥っていた事により、なかなか貧乏から抜け出せずにいましたから・・・
「金持ちになる男、貧乏になる男」では、金持ちになるためには「考え方」「行動」が大きく影響することが強調されています。誰でも考え方を変え、積極的に行動することで、富を築くことができるというシーボルトのメッセージは、今も多くの読者に支持されています。
まだまだ紹介しきれてないですけど、なかなか面白かった本書、金持ちになる思考を意識していかないと思った良書。
世界を旅する投資家
