数週間かけて比較検討して、電動昇降の脚+無垢ウォールナット天板で組むことに決めました。
理由はシンプル。長時間座りっぱなしを避けたいのと、手触りの良い天板で気分よく作業したいから。
届いたその日から数日かけて、一人での組み立てに想像以上の時間と体力を使いましたが、完成してみると視界・姿勢・気分の切り替えまで含めて、作業のしやすさがガラッと変わりました。
私が昇降デスクを「欲しい」ではなく「必要だ」と感じた理由
数週間かけて比較検討して、電動昇降の脚+無垢ウォールナット天板で組むことに決めました。
理由はシンプルです。長時間の座りっぱなしを抜け出したい、そして手触りのいい天板で気分よく作業を始めたい。
届いたその日から数日かけて一人で組み立て——正直、想像以上に時間と体力を使いました。でも完成してみると、視界・姿勢・気分の切り替えまで含めて、作業のしやすさがガラッと変わったのを実感しました。
私のセットアップ
今回のデスク環境は、**“既製品をそのまま買う”**のではなく、
天板と脚を別々に選んで、自分好みに組み合わせたカスタム仕様です。
※デスクの足の部分だけはFlexiSpot単体で購入し、天板も別に購入しています。今回は、その二つを合わせて作った電動昇降デスクとなます。
購入前に悩んだポイント
昇降デスクを導入すると決めるまでに、正直いろいろ迷いました。
特に 「天板だけオーダーするのか?」、「脚はどれを選ぶべきか?」 という2つは大きな壁でした。
ここでは、私が実際に比較して悩んだポイントを率直に、読者目線で整理します。
● ① 天板:既製品 or オーダー(無垢材)?
【迷った理由】
- 既製品は価格が安い・到着が早い・加工済みで楽。
- でも私は毎日触れるものだから、手触り・雰囲気・長く使える質感にこだわりたかった。
【最終的な判断】
- 「作業の気分を左右する“天板の質”に投資してもいい」
- 「無垢ウォールナットなら“飽きずに長く使える”」
この2つの理由で、既製品ではなくオーダー無垢天板を選びました。
【決め手】
- 木目の深さ・色味・手触りの温かさ
- 経年変化で“味になる”素材
- 幅・奥行を自分の作業に合わせて1ミリ単位で選べる
● ② 脚:セット販売 or FlexiSpot単体?
【迷った理由】
- セット販売は組み合わせ済みで安心。
- でも、脚の昇降性能や安定性に差がある。
- 毎日使う機構だからこそ、脚だけは妥協したくなかった。
【最終判断】
「昇降機能は“机の心臓部”。後悔しないものを選びたい」
そう思って、評価の安定している FlexiSpot の脚を単体購入に決定。
【決め手】
- 昇降の滑らかさ
- 静音性
- プリセット機能
- 耐荷重の安心感
- ネジ穴の自由度(オーダー天板と相性が良い)
● ③ 組み立ては一人でできる?
ここは本当に悩みどころでした。
無垢天板×昇降脚の組み合わせは重量級。
一人作業でできるのか、ケガしないかが心配でした。
【最終判断】
- 脚の仮組みまでは一人でOK
- 天板の持ち上げは毛布でスライド+テコの応用でギリギリ可能
- 最後の“ひっくり返し”だけ、できれば人手推奨
結論:楽ではないけど不可能ではない
サイズ選びの理由(165×70cmという“絶妙サイズ”の根拠)
天板をオーダーする上で、どのサイズを選ぶかは本当に重要でした。
私が 165×70cm に決めた理由を、感覚ではなく作業動線から逆算した基準でまとめます。
● ① 横幅は「視界」と「余白」で決める(165cm)
- ブログ執筆のときはウインドウ2枚並べて作業したい
→ 最低でも150cmは必要 - スピーカーや小物を置いても圧迫感が出ない
→ 160cm以上で余白が生まれる - 写真撮影も視野に入れ、デスク周りが画として整う幅
165cmは、作業と見た目の“バランスが最も良いライン”でした。
● ② 奥行は「肩・肘の動き」と「視線の距離」で決める(70cm)
- 60cmだと肘の置き場が狭くて肩がこりやすい
- 70cmなら、
- モニターとの距離が自然に確保
- ノートや本を広げても圧迫感がない
- キーボード+メモスペースが同時に使える
- 作業中の“身体の余裕”が圧倒的に変わる
70cmは「作業の快適さと圧迫感のなさ」のちょうど中間点でした。
● ③ 部屋の広さとの相性も考慮
- 部屋が狭いとデスクが主役になりすぎる
- 逆に大きめのデスクは視界が広く、作業が整う
- 部屋の中で**“威圧感が出ない最大サイズ”**を探した結果が165×70
結論:サイズは“作業のしやすさ”で選ぶべき
幅や奥行は迷いがちですが、
選ぶ基準は **「自分が何をどの姿勢でどれだけの時間やるか」**です。
私の場合は——
- ブログ執筆が中心
- 読書メモも取りたい
- 複数ウインドウ+手書きスペースが必要
この3つを満たしたのが、165×70cmという選択でした。
◆ 良かった点(リアルに感じたメリット)
①「姿勢の切り替え」が想像以上に効いた
座りっぱなしのときに出ていた集中切れ・猫背・肩の重さが、
立つだけで一度リセットされる感覚がありました。
90分ごとに高さを変えるだけで、頭がスッと軽くなる瞬間が増えたのは驚き。
②ブログ執筆の“入り”が早くなった
以前は椅子に座ってからしばらくダラダラする時間があったのに、
昇降デスクだと **「まず立って3行だけ書く」**という導線にしやすい。
立って書き始めて、温まったら座る——この流れが自分にかなり合っていました。
③読書がしやすくなった(眠気が減った)
読書はどうしても座っていると眠くなるタイプでしたが、
**立ち読みモード(P2高さ)**を作ったことで、
10〜15分だけでも集中が持つように。
その後、座って要点メモに移る流れが自然に作れました。
④天板の手触りで“気分が整う”
無垢ウォールナットは触れた瞬間に温かみと落ち着きがあり、
「よし、書こう」「読もう」という気分が自然に生まれます。
毎日使う“道具”で気持ちが変わるのは想像以上に大きかったです。
⑤視界の余白が増えてストレスが減った
165×70cmにしたことで、
モニター・ノート・本・コーヒーの置き場で悩まなくなり、
ごちゃつきによる集中切れがほぼゼロに
◆ 気になった点(事前に知っておきたかったデメリット)
①とにかく重い(天板+脚の組み合わせ)
無垢天板と昇降脚の組み合わせは“家具”として本気で重い。
一人での組み立てはギリギリ可能でしたが、
最後のひっくり返しだけは人手推奨です。
②配線の整理に時間がかかる
デスクを立ち下げするたびにケーブルが引っ張られるため、
ケーブルトレー・結束バンド・余剰ケーブル処理が必須。
後からやるのではなく、最初に計画しておけばよかったと反省。
③天板の重厚さがメリットでもありデメリットでもある
ウォールナットの質感は最高ですが、
傷・シミ・輪ジミには気をつける必要があります。
コースターやマットで保護すればOKですが、
メンテに少し気を遣うのは事実。
④スペースに存在感がある
165×70は最高に使いやすいサイズですが、
部屋によってはデスクが主役になるレベルの存在感。
部屋のレイアウトに余裕がある前提になります。
まとめ
昇降デスクを導入してみて分かったのは、
作業そのものより “環境” のほうが集中力に影響していたということでした。
座りっぱなしの重だるさや、
書き始めのスイッチが入りにくい感覚、
読書中にふと姿勢が崩れて流れが止まってしまう瞬間——
こうした小さなストレスが、毎日の積み上げをじわじわ削っていたのだと思います。
電動で高さを切り替えられるようになってからは、
立つ/座るのリズムが自然にできて、集中の“戻り”が早くなるのを実感しました。
無垢ウォールナットの天板に触れるたび、
「よし、書こう」「もう少し読もう」と気持ちも整います。
大げさに言うつもりはありません。
昇降デスクが人生を劇的に変えてくれるわけではありません。
でも、ブログを書く時間、読書に向き合う時間が前よりも気持ちよく続く——
その小さな積み重ねが、今の私にとっては大きな価値でした。
もし今、
「もっと集中したい」「作業環境を整えたい」
そんな気持ちが少しでもあるなら、
昇降デスクはきっとその背中をそっと押してくれるはずです。
環境が変われば、日々の手応えも変わる。
あなたの作業時間にも、そんな小さな追い風が届きますように。
ソロ活忍者

