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秋の京都といえば、レンガ造りのアーチが美しい南禅寺・水路閣。
テレビや雑誌でもおなじみの有名スポットですが、**ロードバイクで訪れると“朝の静けさ”と“歩きながら探す構図”**にこそ醍醐味があります。
本記事は、筆者が実際に走って撮影した体験をもとに、コース/撮影スポット/時間帯のコツ/自転車マナー/装備までをやさしく解説します。
この記事でわかること
- 見頃の目安(11月中旬〜下旬)と朝7–9時がおすすめな理由
- 写真が決まる3構図(アーチ越し/階段俯瞰/水路上)と立ち位置のヒント
- 境内は押し歩き推奨:近隣の駐輪可ポイントと盗難防止の基本
- モデルコース(鴨川→南禅寺→カフェ):距離・所要時間の目安
- 秋ライドを快適にする装備チェック(防風ベスト/ライト/ロック)
コース概要とアクセス
大阪→京都(南禅寺) 起点別・距離と時間の早見表
大阪市内(梅田・なんば・新大阪など)からは、淀川右岸のサイクリングロードを北上 → 枚方大橋 → 御幸橋(さくらであい館) → 鴨川沿いの流れが走りやすく、信号ストップも少なめ。
京都中心部は歩行者が多いため、寺社境内は押し歩きを徹底しましょう。紅葉シーズンは特に余裕を持って移動を。
Googleマップ上では一部区間が自転車ルートに対応していないため、徒歩ルートで表示しています。
自転車でも走行しやすい道を中心に紹介していますが、現地では交通ルールを守り、安全第一でお楽しみください。
起点別・距離と時間の早見表(Googleマップの推定)
想定ルート:大阪市内 → 淀川右岸CR → 枚方大橋 → 御幸橋 → 鴨川 → 三条 → 南禅寺
走行時間(目安)は休憩なしの概算。撮影や補給で +30〜60分を推奨。
| 起点 | 概算距離(南禅寺まで) | 自転車ルート所要(Google推定) | 走行時間めやす(巡航) |
|---|---|---|---|
| 梅田 | 約57 km | 約3時間30分 | 20 km/h:約2時間50分/16 km/h:約3時間35分 |
| なんば | 約61〜62 km | 約3時間50分 | 20 km/h:約3時間05分/16 km/h:約3時間55分 |
| 新大阪 | 約54〜56 km | 約3時間20分 | 20 km/h:約2時間45分/16 km/h:約3時間20分 |
※距離や時間はGoogleマップを参考にした概算です。実際の走行ルートや信号待ちなどによって前後します。
写真映えスポット3選|南禅寺で絶対に外せない場所
南禅寺の境内にある「水路閣」は、琵琶湖疏水を運ぶ明治時代のレンガ造りの建築物。
赤レンガと紅葉が重なる秋の景色は、京都の中でも屈指の“写真映えスポット”です。
筆者が実際に撮って感じた、おすすめを紹介します。
1. 三門と紅葉のコントラスト
南禅寺といえばまず有名なのが「三門」。
高さ22mの巨大な門を背景に、紅葉が色鮮やかに広がる風景は圧巻です。
特に朝の時間帯は観光客が少なく、落ち着いて撮影できます。
2. 水路閣と紅葉の組み合わせ
境内の奥にあるレンガ造りの「水路閣」は、紅葉シーズンに一番人気のスポット。
アーチ型の水道橋と赤や黄色の紅葉が織りなすコントラストは、南禅寺でしか撮れない景色です。
3. 苔庭と紅葉の静けさ
本坊庭園には美しい苔庭が広がり、紅葉と苔の緑が落ち着いた雰囲気をつくります。
派手さはないですが、「しっとりした京都の秋」を感じられる穴場的スポットです。
琵琶湖疏水を流れる水と紅葉のコントラストが美しい。


ベストシーズン・時間帯・混雑回避のコツ
- 見頃時期:例年11月中旬〜下旬(気温によって前後)
- 撮影おすすめ時間帯:朝7時〜9時がベスト。逆光でレンガが輝く時間帯。
- 混雑状況:10時を過ぎると観光バスが到着し、人の波が一気に増えるため要注意。
筆者は休日の午後2時前に到着しましたが、まだ境内には数人しかおらず、ゆっくりと撮影できました。
紅葉シーズン中は特に早朝+平日を狙うことで、静かな雰囲気を独り占めできます。
また、紅葉が散った後の12月初旬も穴場。人が減り、レンガの質感をじっくり撮るには最適です。
ロードバイクで訪れるなら
南禅寺は紅葉シーズンになると非常に混雑しますが、ロードバイクで訪れるとアクセスがぐっと楽になります。
アクセスの工夫
- 奈良方面からは「木津川サイクリングロード」を使って京都市内へ入り、そのまま南禅寺までアプローチできます。
- 大阪方面からは「淀川サイクリングロード」を北上し、鴨川沿いを経由するルートがおすすめです。
どちらも信号が少なく、快適に走れるので観光地の手前まではスムーズに到着できます。
混雑を避けるポイント
- 朝8時前後なら観光客が少なく、紅葉+三門をゆっくり撮影可能。
- 午後は観光バスで混み合うため、写真目当てなら午前中に訪れるのがベストです。
👉 「朝の冷え込み対策には、ロードバイク用ヘルメットの選び方 もぜひ参考にしてください。」
駐輪について
境内にロードバイクを直接持ち込むことはできませんが、三門横や南禅寺駐車場の近くに駐輪スペースがあります。鍵は必須ですが、観光客も多いので比較的安心です。
ロードバイクは境内横に駐輪。朝なら混雑前でスムーズに拝観できる。
👉 「夜まで走る予定があるなら、キャットアイVoltライト比較 の記事もご覧ください。」
周辺との組み合わせ
紅葉シーズンは南禅寺だけでなく、哲学の道や平安神宮まで足を伸ばせば「一日で3か所の紅葉スポット」を効率よく回れます。ロードバイクなら移動も短時間で済むので、体力的にも無理がありません。
👉 「次の紅葉ライドの準備には、Vittoriaツールケースでパンク対策 を確認しておくと安心です。」
【初心者向け】京都でレンタサイクル!南禅寺水路閣を巡る1日プラン(混雑回避は”早朝×押し歩き”)
京都は電車・バスでも巡れますが、レンタサイクルなら自分のペースで寄り道できるのが魅力。
本記事では、初心者でも安心して楽しめるように、**ルート地図の埋め込み/具体的な時間割/境内でのマナー/補給情報(公衆トイレ)**までを実体験に基づいてまとめました。
起点:京都駅周辺のレンタサイクル
目的地:南禅寺・水路閣(京都市左京区)
距離の目安:京都駅 → 南禅寺で約5〜6km(ゆっくり30〜40分)
走りやすい導線:鴨川沿い → 岡崎公園 → 南禅寺(市街は歩行者優先で徐行)
境内は押し歩き:自転車進入NG区画が多いので、水路閣周辺は必ず押し歩きにしましょう。
なぜレンタサイクルがおすすめなの?
- 時刻表に縛られない:バスの渋滞や待ち時間を回避して、自分のペースで移動できる。
- 小回りが利く:寺社間の細道や寄り道スポット(撮影ポイント)にアクセスしやすい。
- 混雑回避&写真が撮りやすい:早朝に動けるので、人の少ない時間帯を狙える。
- コストが読みやすい:日額料金で市内を広く回れて、移動費がシンプル。
- 坂対策は電動でOK:東山エリアのゆるい坂も、電動アシストならラクに超えられる。
- 駐輪しやすい:目的地近くに短時間で止められる(※必ず施錠・人目のある場所)。
- 健康的&気分転換:ゆったり走れば程よい運動に。秋の空気も楽しめる。
一日のレンタサイクルモデルプラン
朝9:00スタート
9:00京都駅周辺でレンタサイクル店で自転車をレンタルします。電動アシスト自転車がおすすめです。
9:00哲学の道へ、緑豊かな並木道をゆっくりと走り、朝の清々しい空気を満喫しましょう。
午前:南禅寺へ
10:00南禅寺に到着。国宝の三門や方丈庭園など、見どころがたくさんあります。
10:30南禅寺水路閣へ、レンガ造りのアーチが美しい水路閣は、何度見ても感動します。
11:00水路閣の上から、琵琶湖疏水の景色を眺めてみましょう。
昼:ランチタイム
12:00南禅寺周辺には、おしゃれなカフェや料亭など、様々な飲食店があります。
午後:自由時間
13:00ランチの後は自由時間です。
永観堂:紅葉の名所としても知られる永観堂を参拝するのもおすすめです。
平安神宮:京都のシンボル的な存在で、美しい庭園を散歩するのもよいでしょう。
祇園:祇園小路を散歩し、お茶屋さんの雰囲気を味わうのもおすすめです。
夕方:京都駅へ
16:00レンタサイクルを返却し、京都駅へ。お土産を買ったりして、京都の旅を締めくくりましょう。
補給スポット:公衆トイレ(市公式)
最新の開放状況はリンク先(京都市公式)で確認してください。
安全マナーと装備のポイント
- 境内は押し歩き/歩行者優先。ベル連打より減速・停止・アイコンタクト。
- 夜間・トンネルはライト点灯(前後)。反射材があると安心。
- 施錠:短時間でもワイヤーロック+人目のある場所。
- 装備(最低限):ライト/ワイヤーロック/薄手グローブ/モバイルバッテリー。
- 天候:雨天・濡れ路面は無理をしない。秋は防風ベストがあると快適。
よくある質問(FAQ)
電動アシストとシティサイクル、どちらが良い?
初心者は電動アシストがおすすめ。疲れにくく、安全マージンも確保できます。
どの時間に出発すると混雑を避けられる?
午前早め(7〜10時)がベスト。観光バス到着後は人流が増えます。
まとめ|南禅寺の紅葉は「写真映え×アクセスの良さ」で秋の鉄板
- 三門・水路閣・苔庭の三点が「外せない写真映えスポット」
- 朝8時前後の到着なら混雑前で撮影しやすい
- ロードバイクなら木津川CR/淀川CR→鴨川 経由で快適アクセス
- 駐輪は境内横や駐車場付近に。鍵は必須、観光客の動線の妨げにならないよう配慮
南禅寺・水路閣の紅葉は、観光としての華やかさと、ライド後にふっと訪れる静けさが同居する場所。
早朝を選び、境内は押し歩き、安全第一で巡れば、レンガの温もりと紅葉の彩りをじっくり楽しめます。
紅葉の季節は短いけれど、記憶は長く残ります。次は哲学の道にも足を延ばしてみませんか。
ソロ活忍者