「チューブの素材って、そんなに走りに影響するの?」
ロードバイクに乗り始めたばかりの頃は、そう思う方も多いかもしれません。 (実を言うと、私もロードバイクに乗り始めて数年経ってから、ようやくこの違いを知りました…!)
普段乗っている自転車では、空気が抜けにくくて丈夫な「ブチルゴム製」のチューブが当たり前。でも、ロードバイクの世界には、素材を変えるだけで走りの軽さや乗り心地が劇的に変わる奥深い世界があります。
今回は、実走をもとに感じた「軽さ」「しなやかさ」「扱いやすさ」の違いを、初心者の方にもわかりやすく解説します!
ロードバイクの走りを変える「チューブ素材」の秘密
ロードバイクのインナーチューブには、大きく分けていくつかの種類があります。 現在主流となっているのは、以下の2つです。

- ブチルチューブ(合成ゴム):完成車に最初から入っている定番素材
- ラテックスチューブ(天然ゴム):乗り心地と軽さを追求した素材 (※最近は第3の選択肢としてTPUという新素材もありますが、今回は基本の2つに絞って解説します)
ラテックスチューブは、天然ゴム(ラテックス)から作られたインナーチューブです。
「まずは基本を知りたい」「少しでも楽に走れるようになりたい」という方は、この2つの違いを知っておくだけで、今後のロードバイクライフがもっと楽しくなりますよ!
一番スタンダードで安心!「ブチルチューブ」の特徴
ブチルチューブとは、合成ゴム(ブチルゴム)で作られた、最も一般的で扱いやすい標準チューブです。完成車を買ったときに最初に入っているのは、ほぼ100%この素材です。
実はママチャリと同じ素材
「ブチルチューブ」と聞くと専門用語に聞こえますが、実は皆さんが普段乗っているママチャリ(シティサイクル)のチューブもこのブチルゴム製なんです。
「毎日気軽に乗る」「空気入れの頻度を減らしたい」という目的において、非常に信頼性が高い素材と言えます。
ブチルチューブのメリット・デメリット
【メリット】
- 空気が抜けにくい: 数日〜1週間程度なら、ほとんど空気を入れ直さずに走行可能です。毎朝の準備がとてもラクになります。
- パンク修理がしやすい: 昔ながらのパッチとゴムのり(接着剤)でしっかり直せます。
- コスパが最高: 1本あたり1,000円前後とお財布に優しく、予備として複数持ちしやすいです。
- 厚みがある安心感: 多少の小石や段差でも、いきなり破れるリスクが低いです。
【デメリット】
- 後述するラテックスに比べると少し重く(1本100g前後)、乗り心地がやや硬めに感じます。
- 長期間(1〜2年)使うとゴムが劣化してヒビ割れるため、定期的な交換が必要です。
●[本数をお選びください] SCHWALBE(シュワルベ) 15SV (SV15) SW-10427343 仏式 サイズ:700×18-28 箱入り バルブ長さ:40mm ブチルチューブ【TQBC】
走りがふわっと軽くなる!「ラテックスチューブ」って?
ラテックスチューブは、天然ゴム(ラテックス)から作られたインナーチューブです。
素材そのものが違うため、ブチルチューブとは全く異なる乗り味になります。(色はピンクや緑など、カラフルなものが多いのも特徴です!)
天然ゴムがもたらす「しなやかさ」
最大の特徴は「伸びる・しなる・軽い」こと。空気を入れたときの弾性が非常に高く、路面の小さな凹凸を優しく吸収してくれます。
ソロ活忍者の体感レビュー 実際に走ってみると、ペダルを踏み込んだときの「最初の一歩」がスッと軽くなるのがわかります。段差やザラついたアスファルトでも“ふわっ”とした感触になり、長距離を走ったときの脚への微振動(疲労感)が目に見えて減りました。 「少しでも軽く、滑らかに走りたい!」という方に選ばれる理由が、身をもってよくわかりました。もっと早く試せばよかったと思ったほどです。
ラテックスチューブのメリット・デメリット
最大の特徴は「伸びる・しなる・軽い」こと。空気を入れたときの弾性が非常に高く、路面の小さな凹凸を優しく吸収してくれます。
【メリット】
- 走りが軽い: ペダルを踏み込んだときの「最初の一歩」がスッと軽くなります。
- 乗り心地がしなやか: 段差やザラついたアスファルトでも“ふわっ”とした感触になります。
- 疲労軽減: 長距離(ロングライド)でも脚への微振動が減り、疲れにくくなります。ロードレースやヒルクライムで愛される理由がここにあります。
【デメリット(注意点)】
- 空気が抜けやすい: これが最大の弱点です。天然ゴムは目に見えないレベルで空気が抜けるため、乗る前には毎回必ず空気を入れる必要があります。
- 熱に弱い: 長い下り坂でブレーキをかけ続けると、リム(ホイールの縁)が熱を持ちます。カーボンホイール(リムブレーキ仕様)との組み合わせは熱で破裂するリスクがあるため非推奨とされることが多いです。
【比較】ブチルとラテックス、どっちを選ぶべき?

スタイル別のおすすめ素材
「結局どっちがいいの?」と迷う方へ。正解は一つではありません!あなたの今のスタイルに合わせたおすすめをまとめました。
- ブチルチューブがおすすめな人
- ロードバイク初心者の方(まずはパンク修理やタイヤ交換に慣れるため)
- 通勤や通学など、毎日のように乗る方(毎回の空気入れが面倒な方)
- コスパを重視する方
- ラテックスチューブがおすすめな人
- ヒルクライムやレースに出る方
- ロングライドでの疲労を少しでも減らしたい方
- 「毎回空気を入れる手間」よりも「走りの気持ちよさ」を優先したい方
よくある質問(Q&A)
前輪と後輪で、違うチューブを入れても大丈夫ですか?
まったく問題ありません! 「ラテックスの乗り心地を試してみたいけど、いきなり前後とも変えるのはちょっと不安…」という方は、まずは前輪だけラテックスに変えてみるのもおすすめです。前輪のほうが地面からの振動がハンドル(手)に伝わりやすいため、フワッとしたしなやかさを十分に体感できますよ!
ラテックスチューブも、普通のパッチでパンク修理できますか?
修理自体は可能ですが、できれば「ラテックス専用(または伸縮性の高い)パッチ」を使うのが無難です。 ただ、ラテックスはゴムがとてもよく伸びるため、空気をいれたときにパッチごと剥がれやすく、少しコツがいります。これからパンク修理の練習をするなら、圧倒的にパッチが貼りやすいブチルチューブで慣れるのがおすすめです。
最近お店で「TPUチューブ」というのも見かけますが、何が違うんですか?
「TPU(熱可塑性ポリウレタン)」は、軽くて空気も抜けにくい第3の最新チューブです! ブチルとラテックスのいいとこ取りのような素材で、予備として持ち歩く際も信じられないくらいコンパクトになります。ただ、1本2,000円〜4,000円前後とかなりお値段が張るのがネックです。初心者ロードバイクとしては、まずは基本のブチルでパンク修理や空気入れの習慣をつけてから、次のステップとして検討するので十分だと思います!
チューブを買うときの「バルブの長さ(48mmや60mmなど)」はどれを選べばいいですか?
自分のホイールの高さ(リムハイト)+15〜20mmくらいが目安です! 一般的なロードバイクのホイール(あまり分厚くないもの)であれば、「48mm」や「60mm」あたりを買っておけば、短すぎて空気入れの口が噛まない…という失敗を防げます。お店で迷ったら「少し長め」を選ぶのが鉄則です!
まとめ:最初はブチルでOK!自分のペースで楽しもう
チューブの素材選びについてご紹介しました。
結論として、初心者の方は迷わず「ブチルチューブ」をおすすめします!
空気が抜けにくく、扱いやすいので、まずはロードバイクに乗る習慣づけや、パンク修理の練習に最適です。
実は私も、いまだにショップへ行くと「安い方のチューブ=ブチルだな!」と思って、あまり深く考えずに買ってしまうことがよくあります(笑)。
なので、「とりあえず迷ったら安い方のブチルを買っておけば間違いない」と、頭の片隅にでも置いていただけたら幸いです。
そして、ロードバイクのスピード感に慣れてきて「もう少し乗り心地を良くしたいな」と思ったら、次のステップとしてラテックスの“しなやかさ”をぜひ試してみてください。感動しますよ!
自分の走り方やペースに合う一本を試行錯誤しながら見つけていく過程も、ロードバイクの楽しさの一つです。
ソロ活忍者
-
-
定番ライトが進化!キャットアイ旧型Volt vs 新型NEOの違いと選び方
続きを見る
-
-
【写真映え】京都・南禅寺の紅葉を満喫!ロードバイクで行く秋の絶景スポット
続きを見る