🌱「買った瞬間がゴール」になりかけた日
ロードバイクを手に入れた直後。
ワクワクより先に来たのは戸惑い。
「大阪って走れる場所あるの?」
「川沿いって危なくない?」
「初心者が走っていい空気じゃなさそう…」
ペダルを回す前から、気持ちはブレーキ。
🚴♂️ 正直、出発がいちばん怖かった。

「きれいに並べたシューズを見て、少しだけ気持ちが高鳴った。
今日から何かが始まる気がしていた。」
きれいに揃えた装備を前にして、胸が少しざわついていました。
楽しみより先に、「本当に走れるかな」という不安が浮かんでいたんです。

手に取った瞬間、もう後戻りできない気がしました。
出発は、楽しみより覚悟に近かった。
緊張はしていたけれど、同時に少し楽しみでもありました。
ロードバイクで外に出るというだけで、
いつもの景色が違って見えたからです。
怖さと期待が、胸の中で入り混じっていました。
大阪って、ロードバイク向いてないかもしれない

走り出した瞬間、胸の高鳴りが一気に静まった。
思っていた“爽快感”はどこにもなかった。
走り出してすぐ思いました。
車は多い。
信号は連続。
路駐で走るラインが安定しない。
梅田周辺を抜けるまでは、楽しさより緊張のほうがずっと勝っていました。
正直、心の中でこうつぶやいていたんです。
「ロードバイクって、こんなに怖い乗り物だったっけ?」

進もうとすると、また赤信号。
ペダルを踏むより、止まっている時間のほうが長かった。
でもそのとき、ふと思い出したんです。
川沿いの道の存在を。
🧩ミニコラム|初心者が心折れやすい都市ポイント
・信号の多さ
・車との距離の近さ
・止まる回数の多さ
👉 「下手だから怖い」んじゃない
👉 環境がロードバイク向きじゃないだけ
川沿いに出た瞬間、世界が変わった
市内を抜けて川沿いに出た瞬間、肩の力がすっと抜けました。
信号が消え、車の音が遠のき、
目の前にはまっすぐ伸びる道と広い空。
「……あ、これだ」
初めてロードバイクが楽しいと感じた瞬間でした。
特に枚方方面はフラットで見通しもよく、
怖さよりも気持ちよさが自然と勝っていきます。
🧩ミニコラム 🧭 途中メモ|初心者は“市内で頑張らない”
大阪は市内より、川沿いに出た瞬間から別世界になります。
怖さを感じている人ほど、まず交通量の少ない場所へ逃げるのが正解でした。
ペダルを回すたび、不安が消えていった
最初はハンドルを握る手に力が入っていました。
でも数キロ走るころには、呼吸が自然になり、
脚もリズムをつかみ始めていました。
風を切る音。
タイヤが路面を転がる感触。
さっきまであれほど重かった不安が、
少しずつ溶けていくのが分かったんです。
気づけば心の中にあったのは――
「もっと走りたい」
ただそれだけでした。
信号をひとつ越えた先で、景色が切り替わりました。
街は終わり、風の世界が始まったんです。
🧩ミニコラム 🌱 そのとき、はっきり分かったこと
ロードバイクが楽しくないんじゃなかった。
場所を間違えていただけだった。街で縮こまっていた体が、川沿いでは自然に伸びていく。
呼吸が深くなる。
視線が遠くなる。
心まで軽くなる。
あの日から、ロードバイクの世界は広がった

もしあの日、市内の怖さだけで引き返していたら。
きっと私はロードバイクを続けていなかったと思います。
川沿いに出た、ほんの数キロ先で、
世界はまったく別のものになりました。
ロードバイクは速さよりも、
景色と気持ちが広がっていく乗り物だったんです。
「怖い」よりも「もっと走りたい」が勝っていた。
🧩ミニコラム|初心者が最初に川沿いを走るべき理由
・信号がほとんどない
・車と分離されている
・ペースを気にせず走れる
👉 技術より先に「楽しさ」を覚えられる
これから始めるあなたへ
出発前に怖くなるのは、弱さではありません。
初めてだからこそ自然な感情でした。
でも一歩だけ進むと、本当に景色は変わります。
もし今、不安で迷っているなら——
その気持ちは、あの日の私とまったく同じです。
走れる場所は、思っていたよりずっと広かったんです。
このあと僕は、「走れる場所」を探すようになりました。
それが、ロードバイク人生を大きく変えていくことになるとは知らずに。
ソロ活忍者
📖 次回予告|初心者ロード、世界が広がるまで
次は
**「初めて30km走れた日の本音」**を書こうと思います。
苦しさの先に、楽しさが待っていた。
あの境界線を越えた日の話です。