✅ 結論|この記事で分かること
- 初心者だった自分が「今日は少し遠くまで行ってみよう」と思えたきっかけ
- 20kmを過ぎたあたりで一気にしんどくなった理由
- 脚より先に折れそうになったのがメンタルだったと気づいた瞬間
- 初めて30kmを走り切れた要因(ペース・休憩・補給)
- ゴール後に「世界が少し広がった」と感じた理由

川沿いで風を感じられたあの日。
あのときから、
景色が少し変わった。
法隆寺は、
いつか行ってみたいと思っていた場所。
でも“いつか”は、
たいてい来ない。
ここ数日で、
少しだけ自分が変わった。
怖さより、
確かめたい気持ちが勝った。
「行こう」
そう決めた瞬間、
30kmは“距離”ではなくなった。
🚴 初めて30km走れた日の本音
大阪・弁天町から法隆寺へ
🌱「今日は、本当に行けるだろうか」
家を出る直前まで、
正直ずっと迷っていました。
前回は気持ちよく走れた。
でも今日は距離がまるで違う。
脚はもつのか。
途中で戻ることになるんじゃないか。
それでも――
ハンドルを握った。

スタートは大阪弁天町駅。
いつも通る街。
いつもの景色。
でもこの日は違った。
信号をひとつ越えた先に、
知らない世界が続いている気がした。
日常から、旅へ。
その境目を越えた瞬間だった。
🌙 出発前夜、地図と補給を何度も確認していた

前日の夜、スマホの地図を何度も開いていました。
弁天町から法隆寺までのルート。
川沿いに出られる場所。
迷わず走れそうな道。
そして机の上には補給食。
「30kmも走るなら、何かいるよな…」
スポーツ用のものはよく分からなくて、
とりあえずエネルギーになりそうなお菓子と飲み物。
正解かどうかは分からない。
でも、準備している自分が少しライダーっぽくて嬉しかった。
🧩ミニコラム|初心者の補給あるある(出発前)
・とにかく甘そうなものを選ぶ
・量の感覚が分からない
・多めなら安心と思いがち
👉 だいたい持ちすぎるか足りない
🗺 あんなに調べていたのに、まさかの遠回り

前日の夜、あれだけ地図を見ていたのに。
実際に走り出すと、
思っていた道と少し違う景色が続きました。
「……あれ?」
一度通り過ぎて、止まってスマホを見る。
どうやら曲がる場所をひとつ間違えていたみたいで、
知らない住宅街をぐるっと遠回り。
距離表示が、じわっと伸びていく。
😅 正直、そのとき思ったこと
「もう30kmどころじゃなくなるやん…」
準備してきたはずなのに、
現実はそんなに甘くなかった。
それでも、悪い気はしなかった
少し遠回りしたけれど、
その分だけ景色を多く見た。
距離も少し増えた。
「まぁ、これもライドだな」
そう思えたのは、
前なら考えられなかった変化でした。
🧩ミニコラム|初心者ライドで迷うのは普通
迷ったときは「進む」より「戻る」が正解だった
初心者のころは、
「このまま行けばどこかで戻れるかも」
とつい進み続けてしまいがちです。
でも実際は――
一度来た道を引き返したほうが、時間ロスは最小でした。
・進み続けるとさらに迷う
・一度戻ると一気に修正できる
・距離ロスが最小になる
👉 迷ったら悩まず引き返す
👉 迷う=失敗じゃなく、経験値
😵 10kmを過ぎたころ、脚が静かに重くなる。それでも、不思議ともう一度進めた
最初は調子がよかった。
風が気持ちいい。
ペダルも軽い。
「今日は楽勝かも」
そう思った直後、太ももが熱を持ち始めました。

まだ半分も来ていないのに。
完璧じゃなかったけど、
補給しただけで脚が少し動き始めた。
さっきより楽じゃない。
でも、止まるほどでもない。
「ちゃんと回復するんだな…」
ロードバイクは、
走るだけじゃなく身体と向き合うスポーツなんだと初めて感じました。
補給は「完璧」より「続けられる」が正解

🏪 途中でコンビニに寄ってもまったく問題なし
初心者のうちは、
補給食を完璧に揃えなくても大丈夫。
足りなければ途中で買えばいい。
むしろそのほうが安心して走れます。
✅ コンビニで選びやすいもの
・スポーツドリンク
・ゼリー飲料
・バナナ
・小さめの菓子パン
👉 「すぐ食べられる」「喉を通る」が基準
⚠ 冷たいものの注意点
暑い日はつい冷たい飲み物を選びがちですが、
・一気に飲みすぎるとお腹が冷える
・脚が重く感じることもある
少しずつ飲むのがコツです。
🌱 初心者にいちばん大事な考え方
完璧な補給より、
止まらず走り続けられること。
それが距離を伸ばす一番の近道でした。
🧩ミニコラム|初心者の最初の壁
・10〜15kmで一気に疲れが出る
・呼吸より脚が先に限界を迎える
👉 ここが成長ゾーンの入口
🚧 20km地点|最初の“壁”

ここが一番きつかった。
ペダルが重い。
スピードが落ちる。
「ロードバイク、想像以上にきつい…」
楽しさが一瞬消えました。
「帰ろうかな」が何度も頭をよぎる
信号待ちのたびに思いました。
「やっぱり無理だったかもしれない」
頭の中に浮かんだのは、体力よりも不安だった。
このとき初めて気づいた。
脚より先に折れそうになっているのは、メンタルだった。
🔍 なぜ苦しくなるのか?
🔎 初心者にとっての30kmとは?
初心者にとって30kmは、
- ペース配分が読めない
- 体力の残量が分からない
- “戻れる距離”を超える不安
ペースを守れないと崩れる。
焦ると消耗する。
30kmは、距離の問題というより
自己管理のテストだった。
🥤 補給は「飲めばいい」じゃなかったと後で知ったこと
走りながら気づいたのは、
甘いスポーツドリンクが万能じゃないということでした。
一気に元気が出る感じはするけれど、
・糖分が多くて口がベタつく
・しばらくすると身体がだるくなる
・逆に喉が渇きやすくなることもある
「これからまだ走るのに、ちょっと重たいな…」
と感じる場面がありました。
⚠ 初心者がハマりやすい落とし穴
甘い飲み物=回復、と思いがちですが
飲みすぎると逆効果になることもあるんです。
🧩ミニコラム|🌱 あとで分かったいちばん大事なこと
✅ 走りながら楽だったもの
・薄めのスポーツドリンク
・水+少量の補給
・ゼリー飲料を少しずつ
👉 “一気に回復”より“じわっと続く”ほうが走りやすい
🏁 ゴール、法隆寺に着いた瞬間、笑っていた
脚は、正直もう限界だった。
太ももがじんじん熱を持って、
踏み込むたびに小さく悲鳴をあげている。
呼吸も荒い。
さっきより確実にスピードは落ちているのに、
距離だけが、なかなか縮まらなかった。
「ここでやめたら楽だ」
何度も頭をよぎった。
でも――
ここまで来た。
そう思って、また踏んだ。
そして――
視界の先に、目的地が見えた。
「あ……着いた」
その瞬間、力が抜けた。

自転車をゆっくり止めて、
地面に足をつく。
心臓の鼓動が、耳の奥で鳴っている。
ゴール後、ただ静かに息をしていた
自転車を止めて、空を見上げる。
深く息を吸うと、
苦しさがゆっくりほどけていった。
脚は限界。
でも心は軽かった。
🌱 あの日わかったこと
ロードバイクは、
楽しいから続くんじゃない。
越えるたびに楽しくなる。
怖さを越えて川沿いに出て、
しんどさを越えて30kmに届いた。
世界は、また少し広がっていました。
📍 弁天町駅〜法隆寺ルートはおよそ30km前後(片道)。
初心者にとっては、挑戦と達成感を同時に味わえる距離だった。
❓ FAQ
Q1. 初心者でも30km走れますか?
平坦ルートでペース管理と補給を守れば可能です。
Q2. 何時間かかりますか?
休憩込みで約2.5〜3時間が目安です。
Q3. 途中でしんどくなったら?
速度を落とし、補給し、短い目標に区切ることが効果的です。
✅ 初心者が30km走る前に確認したいチェックリスト
(保存推奨)
🚴♂️ 出発前チェック
☐ ルートをざっくり把握した
☐ 川沿いなど車の少ない道を選んだ
☐ 補給を用意した(足りなければコンビニでOK)
☐ 迷ったら引き返すと決めている
☐ 帰宅予定時刻を決めた
🕒 時間と季節チェック
☐ 朝スタートにできた
☐ 日没時間を確認した
☐ 暑さ・寒さ対策を考えた
☐ 帰りは行きより遅くなる前提で考えた
🥤 補給チェック
☐ 飲み物は十分ある
☐ 甘すぎる飲み物に頼りすぎない
☐ 食べやすいものを選んだ
☐ 無理せず途中補給する気持ちがある
🧠 メンタルチェック
☐ しんどくなったら止まっていい
☐ 途中で引き返しても失敗ではない
☐ 今日は「距離より経験」と決めている
🧩 ミニコラム|初心者ロングライドは「朝スタート」が最強だった

🧩 ミニコラム①|初心者ロングライドは「朝スタート」が最強だった
走ってみて一番楽だったのは、朝早めの時間帯でした。
🌞 朝がいい理由
・車が少ない
・気温が低くて疲れにくい
・信号待ちも少なめ
👉 体力も気持ちも余裕が残る
⚠ 昼スタートの落とし穴
・暑さで一気に消耗
・帰りが混む
・疲労が倍増
初心者ほど朝が楽です。

🧩 ミニコラム②|帰り時間を甘く見ると一気にしんどくなる
距離ばかり気にしていたけど、
実は時間管理が一番重要でした。
⏰ 気をつけたいポイント
・寄り道で想像以上に時間が延びる
・疲れてペースが落ちる
👉 行きより帰りは必ず遅くなる
🌱 初心者の安全ライン
「余裕をもって帰れる時間」をゴールに設定する
これだけで安心感が段違いです。

🧩 ミニコラム③|季節で“難易度”がまったく変わる
これは走ってから気づきました。
🍃 春・秋(ベスト)
・気温ちょうどいい
・日照時間長め
・疲労が少ない
🔥 夏(ハード)
・補給必須
・熱中症リスク
・体力消耗激増
❄ 冬(注意)
・日が落ちるのが早い
・帰りが寒い
・暗くなると怖さ倍増
👉 初心者は春か秋が一番楽
📝 まとめ
- 30kmは心理的壁が最大の敵
- 20km地点が分岐点
- ペース管理が最重要
- 補給は30〜40分ごと
- 区切れば進める
30kmは特別な距離じゃありません。
でも、
初めて越える人には大きな壁です。
完璧じゃなくていい。
迷ってもいい。
休んでもいい。
大事なのは、
また走りたいと思えること。
📖 次回予告
このあと僕は、「走れる場所」を探すようになりました。
それがロードバイク人生を大きく変えていくことになるとは知らずに。
距離は越えた。
でも、自分の弱さはまだ残っていた。
京都の手前で、
身体が止まった日。
ハンガーノックという、
もう一つの壁が待っていた。
ソロ活忍者