ロードバイク選びって、思った以上に迷いますよね。
私も最初の1台を選ぶときは、「本当にこの1台でいいのか?」と何度もショップに足を運び、頭を抱えました。大阪を拠点に京都や奈良へ走りに行く私にとって、ロードバイクはただの移動手段ではなく、自分の世界を広げてくれる“旅の相棒”のような存在。だからこそ、後悔のない選択がしたかったんです。
そんな中で私が最終的に選んだのが、ピナレロ(FP3)でした。
ロードバイクに乗るようになって、今年で14年目になります。現在は毎日の往復13kmの自転車通勤をメインに、週末の気楽なソロライドをマイペースに楽しんでいますが、振り返ってみると、この最初の相棒選びが私のサイクリングライフのすべての原点でした。
この記事では、私がピナレロを選んだ理由や現実的な予算との向き合い方、そして今だから笑って話せる「初心者の頃の小さな失敗談」まで、実体験をもとに等身大の言葉でまとめています。
「これからロードバイクを選ぶ人の背中を、少しだけ優しく押せたら」と思いながら書いています。


🌸 私がピナレロを選んだ理由
見た瞬間に“これで旅したい”と思った
初めてショップでピナレロを見たとき、私は思わず足を止め、少し息を呑みました。
「ロードバイクって、こんなに美しい曲線を持っているんだ……」
イタリアブランド特有の妖艶なフレームラインとカラーリングに、一瞬で心を掴まれてしまったんです。気づけば、「奈良から京都まで走るなら、絶対にこのバイクと一緒に行きたい」と、まだ乗ってもいないのに未来の旅の景色が頭の中に広がっていました。
頭でスペックや重量を比較するより前に、完全に“気持ちが動いた”——これが決定打でした。 ロードバイクの旅やロングライドは、気持ちの面が走りを大きく左右します。「乗るたびにワクワクするバイクを選ぶ」というのは、実は長く楽しむために最も大切な要素だと感じています。
とはいえ、現実的に「予算」とも向き合った日々
いくら憧れがあっても、現実はお財布との相談です。私が一目惚れしたピナレロ(FP3)は、当時の自分からすると「かなりの思い切り」が必要な価格でした。
ショップで値札を見るたびに、ワクワクの裏側で「本当に新品で買って大丈夫か…?」「もう少し安い別ブランドのエントリーモデルにした方が身の丈に合っているのでは…」という葛藤が何度も押し寄せました。
そこで、いったん気持ちを冷静に整理するために、頭の中でこんなふうに分けて考えることにしました。
- 本体は“ずっと使える”長期投資
- パーツやホイールは、あとから徐々にアップグレードできる
- 型落ちモデルや在庫処分セールも、現実的な選択肢としてキープしておく
「車体そのものは一度買えば長く寄り添ってくれる相棒だから、一番心が動いたものを選ぼう」
このように自分の軸がはっきりしたことで、迷いがスッと消えていきました。
最終的にはサイズやカラーの巡り合わせもあり、納得して新品のFP3を選びましたが、あのとき「本当に自分に必要なものは何か」「型落ちという選択肢も含めてどう予算を組むか」を真剣に悩んだ時間は決してムダではありませんでした。
「性能の高さよりも、旅での楽しさや“相棒感”を重視したい」という思いで決断したからこそ、購入後の満足感はより深いものになりました。

🍃 実際に走って感じた「選んでよかった点」
ロングライドでも、不思議なほど疲れにくい
ピナレロに乗って最初に感動したのは、「思った以上にバイクが前に進んでくれる」という感覚でした。 奈良から京都へ続く木津川沿いのサイクリングロードを走ったとき、遮るもののない向かい風の中でも、バイクが素直に進んでくれて、ロングライド特有の疲労感が劇的に軽減されているのを実感しました。
フレームの素材や重心の安定感など、専門的な言葉で説明するよりも、乗っている私自身が「長い距離を走っても、ずっと楽しいままいられる」ということ。旅の相棒として、これ以上の性能はありませんでした。
写真映えが「ソロの旅」をより豊かにしてくれる
一人で気ままに走る「ソロ活」では、旅の途中でふと立ち止まり、スマホで写真を撮る時間が格別です。ピナレロは、どこに置いてもとにかく絵になります。
大阪の弁天町から舞洲まで走ったときも、海沿いの開けた景色の中にポツンと相棒を立たせるだけで、まるで雑誌の1ページのような思い出が残せました。家に帰ってからその写真を見返す時間も含めて、私の週末を何倍も彩ってくれています。

🎯 隠さず書きます。購入当時の「注意点と小さな失敗談」
今でこそ14年目のベテランなんて言われますが、納車された当日は、初心者ならではの戸惑いの連続でした。これから始める方が戸惑わないように、リアルな体験談を共有しますね。
注意点1:ロードバイクには「ペダル」が付いていない(事前準備が必須!)
これから初めてロードバイクを買う方が一番驚くことかもしれませんが、実はロードバイクには最初、ペダルが付いていません。ママチャリのようにすべてが揃った状態で納車されるわけではないのです。
ロードバイクは本来、乗り手の好みのペダル(靴を固定するビンディングペダルや、普通のスニーカーで乗れるフラットペダルなど)を別で選ぶのが基本だからです。
私は事前に調べてこの事実を知っていたので、「納車日にペダルがなくて乗って帰れない!」という事態は免れました。しかし、本体の購入資金とは別に「ペダル代」の予算を組んでおく必要があったのは事実です。
いきなり専用の靴が必要なビンディングペダルにするのはハードルが高かったため、私は迷わず、お店で普段靴でも乗れる「フラットペダル」を追加購入し、その場で取り付けてもらいました。 もしこれから初めての1台を買いに行く方は、事前にネットなどで好みのペダルを用意しておくか、お店で一緒に買うための「ペダル代の予算」を忘れずに確保しておいてくださいね。
注意点2:サイクルジャージを一つも持っておらず、完全な「私服」で乗って帰った納車日
ロードバイクを買うとなると、「専用のウェアも一緒に買わなきゃいけないのかな?」と思う方も多いかもしれません。
実は納車されたあの日、私は本格的なサイクルジャージをまだ一つも持っていませんでした。ロードバイク本体のことで頭がいっぱいで、ウェアを揃えるところまで至っていなかったのです。そのため、普段着ているカジュアルな私服のまま、納車されたばかりのピナレロに跨って家まで乗って帰りました。
「本格的なロードバイクなのに、普通の服で乗って帰るなんて少しおかしいかな…」と最初は少しドキドキしましたが、今振り返れば、あの経験をして大正解だったと思います。
ロードバイクだからといって、納車日から専用のウェアを完璧に揃えなければいけないルールなんてありません。私服のままでも、ペダルを漕ぎ出せば風を切る楽しさは純粋に味わえます。この日の「私服でも気軽に乗れるんだ」という気づきがあったからこそ、気楽なソロライドの心地よさに繋がり、現在のロードバイクライフの原点になったのだと思います。
注意点3:車体以外にも「揃えておきたいアイテム」の出費がある
ぺダルと同じように、ロードバイクを安全に楽しむためには、車体以外にも最初に揃えておきたいアイテムがいくつかあります。私が実際に日々の往復13kmの自転車通勤や週末のライドを通して、「これは欠かせないな」と感じているのは以下のアイテムです。
- フロントライト&テールライト(安全のために昼間も点灯させるのがおすすめです)
- 頑丈なカギ(コンビニで羊羹やあんぱんを買うときなど、少し目を離す際の必須アイテムです)
- 空気入れ(ロードバイクはママチャリの空気入れが使えないことが多いです)
- ヘルメット(ご自身の身を守る大切なアイテムです)
これらを最初からすべて最高級品で揃える必要はありませんが、予算として「+2〜3万円程度」は車体とは別に見積もっておくと安心です。
ちなみに、ロードバイクのヘルメット選びも「キノコ頭になりたくない…」など色々な悩みがありますよね。私が愛用しているヘルメット(KASK)の選び方や使用感については、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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「ロードバイク用ヘルメットの必要性とは?安全性を高める理由とメリット」
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FAQ
ピナレロと他ブランドで迷っています。どう決めましたか?
私は最終的に「見た目のワクワク感(デザイン)・カッコよさ」で決めました。同価格帯であれば、どのブランドも初心者には十分すぎる性能を持っています。細かいスペックよりも「部屋に置いている姿を見て、早く乗りたい!と思えるか」がモチベーション維持に一番大切だと感じています。迷ったときは、ぜひご自身の直感を信じてみてくださいね。
旧モデルと新モデル、どちらを選ぶべきですか?
初心者の気楽なソロライドであれば、「旧モデル(型落ち)」でも全く問題ありません。モデルチェンジによる性能の差は、レースに出るような人でなければほとんど体感できないからです。旧モデルでお得に購入し、浮いた予算を「安全なヘルメット」や「頑丈なカギ」などの必須アイテム代に回すのは、とても賢い選択肢ですよ。
最初からビンディングペダル(専用シューズで固定するペダル)にするべき?
全く焦る必要はありません! 私自身、最初は私服のまま普通のスニーカーで乗れる「フラットペダル」からスタートしました。まずは普通のペダルで、気ままなカフェ休憩やコンビニへの寄り道(私はよくあんぱんや羊羹を買います)を楽しみ、「もっと遠くへ速く行きたいな」と思ったタイミングで挑戦する、というマイペースな順番がおすすめです。
🙏 まとめ|初めての1台に迷っているあなたへ
ロードバイク選びは、スペックや価格の比較だけで決めようとすると、どうしても迷路に迷い込んでしまいます。
でも、少しだけ肩の力を抜いてみてください。 速さを競うレースに出るわけではないのなら、一番大切なのは「あなたがそのバイクを見て、乗りたいと思えるかどうか」です。
最初から完璧である必要はありません。ペダルの仕組みを知らなくても、ピチピチのウェアに抵抗があっても、私服のままペダルを漕ぎ出せば、そこからあなただけの自由な旅が始まります。週末に近所のコンビニまでお気に入りの相棒を走らせ、大好きなあんぱんや羊羹を買って青空の下で食べる——それだけでも、立派で極上のロードバイク旅です。
あなたのこれからの相棒選びが、素敵なものになりますように。
ソロ活忍者